はくちょう座、わし座、ときたので次は最後の星座「こと座」を撮影した。

Full Size (4793x3092)
こと座は比較的コンパクトな星座で、フィルムでの105mm(APS-Cサイズのデジカメの70mm)に余裕で収まる。
撮影方法は、3秒の露光を4秒のインターバルタイマーで85枚撮影し、そのうち80枚を合成した。
画像の製作時間は約1時間半。
かなり作業が面倒なので、資金があれば赤道儀を買うのが良いだろう。

解説図にあるメシエ天体「M57」だが、この天体はかなり小さく、焦点距離4桁クラスの望遠鏡がないと細部の観測は難しい。
撮影条件
・絞り値 F4
・露光時間 240秒 (3秒×80)
・ISO ISO-6400
・焦点距離 70mm (105mm相当)
・露出補正 ±0
・測光形式 パターン
・撮影時間 2012/5/18 1:09-1:15
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さて、本題に入る。
今年は金環日食というかなり珍しいイベントがあり、テレビや新聞でもやたらこの話題を聞く。
金環日食のために日食観察用メガネや撮影機材を揃えようとする人も多数いる(吾輩も例外ではない)が、残念な事に気づく。
( ゚д゚ )彡そう!
「金環日食」は北海道では見えません。
( ゚д゚ ;)え?
「”金環”日食」は北海道では見えません。
(´・ω・`)ショボーン
※部分日食(しかもかなり派手なもの)は見えます。
見えるのは主に関東や東海地方などの太平洋ベルト地域です。
札幌なんか直径比でたった84%しか欠けません。
↑十分欠けてるじゃん…(笑)
(国立天文台より)

日本のマスコミは所詮「東京中心主義」なので、東京から離れている東北地方や北海道はどうでもいいと思っているフシがある。
「東京さえ良ければ良い、大阪なんか勝手にしてろ」
「原子力依存は関西が選んだ結果だから俺らには関係ない」
(↑東京も他人事じゃないですけど…)
TPPとか関税撤廃も、結局東京さえ良ければ良いみたいな思考回路で大企業が推進している、と思ったり。
そもそも東京マスコミは北海道を日本と見なしていない感がある。
東京マスコミはいい加減東京以外を見下すのをやめるべきだ(笑)。
というくだらない批判は置いといて、天気は今のところ「曇り後晴れ」のようなまあまあ期待できる天気だが、薄く曇っていたほうが寧ろ良いのかもしれない、写真効果の意味で。