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アルビレオは、はくちょう座のβ星であり、黄色い3等星と青い5等星が連なっている。しかし、上の図でも分かるように、わずか34秒しか離れていないため200mmでようやく連星だと分かるレベルにしかならない。

当然ながら、この写真は中央部をトリミングしたものである。
画角全体にすれば、こうなる。

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2012.6.30 1:35 / 70-200mm / 200mm  4min (30s x 8)  F4  ISO400

拡大しても連星かどうかの区別がつきにくい。
左下は天の川の暗黒星雲部分、右側やや上の方には球状星団M56も見える。

更にズームアウトすれば、天の川の形が見えてくる。

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2012.6.30 1:46 / 70-200mm / 70mm  8min (30s x 16)  F4  ISO400

ここまで来るともはやアルビレオが連星であるということが分からなくなる。
また、左側には亜鈴状星雲M27が、中央やや右寄りには先ほど説明した球状星団M57が見える。

上の写真(200mm)は13枚撮影して良いものを8枚選択、下(70mm)は17枚撮影して良いものを16枚選択し、YIMGで合成した。
200mmの方は周辺減光があるため、バックグラウンド補正を実行。

以下、日本語版ウィキペディアより

アルビレオは、地球から385光年の距離にある。肉眼で見ると、アルビレオは単一の星のように見える。しかし、望遠鏡または双眼鏡で見ると、二重星であることがすぐに分かる。主星(明るい方=A)は金色で(見かけの等級3.1等)、伴星(暗い方=B)は青い星(見かけの等級5.1等)である。球面角で 34.46秒離れており、この二つの星の組は、色が異なるため、天球上で、もっともコントラストの鮮やかな二重星である(その美しさのため「北天の宝石」とも呼ばれ、宮沢賢治は「銀河鉄道の夜」でこの二つの星を、輪になって回るサファイアとトパーズになぞらえている)。

この二重星はかつては、ただ光学的に見かけ上の二重星であって、真の連星系ではないと考えられていた。しかし、ヒッパルコス衛星の観測により、遠く離れているにもかかわらず、共通重心をもつ連星系であるということが明らかになった[1]。 二つの恒星は約10万年の周期で公転しており、約6千億km(太陽系の大きさの約55倍に相当)以上離れている。

主星は、それ自身が連星である。1979年、C.E.ウォーレイはアメリカ海軍天文台の66cm望遠鏡を使い、主星から0.40秒角離れた位置に主星より1.5等級暗い星を確認している[2] 。この星の色は、金色とも、黄色ともオレンジ色とも表現される。このためアルビレオは恒星系としては、3重連星である。なお、今日では補償光学により主星と伴星の分離が可能となっている[3]。


さ、さ、さ、三重連星!!!?

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル



天文台に置いているような望遠鏡を使わなきゃ無理だろう…