2012.8.17 10:55 / 18-105mm / 105mm 1/160s F8 ISO100
当ブログは、本日をもって2周年となりました。
読者の皆さん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
過去1年間は大きなことが色々ありました。社会や政治に関することは勿論、吾輩の生活に関することにも大きな出来事がありました。
特に、写真関連は新しい機材の購入や撮影機会の変化など大きな変化がありました。
過去1年間の写真関連のことについてまとめたいと思います。もしつまらないと思ったら読まなくても結構です。
きっかけは2012年のさっぽろ雪まつりであった。夜の雪像を撮影したかったのであったが、当時所有していたE-P1はあまり高感度が強くなく、高感度の強い機種を望んでいた。
そこで、カメラメーカーやレビューサイトを見ていると、「Nikon D700」という機種が目についた(D800が登場した今思えば、これを買わなくてよかったと思った)。しかし、価格がレンズ抜きで15万円以上と高く、断念せざるを得なかった。
更に、色々なサイトを見ると、どうやら「D7000」という機種が高性能であることが分かった。早速購入を検討したが、量販店、カメラ専門店、アマ○ンなど全部「売り切れ」だったのである。仕方がなく予約することになったが、商品が届くのは2週間遅れの2月末であった。時すでに遅し。
しかし、これだけで済めばよかった話であるが、カメラの世界というのは非常に危険なもので、「レンズ沼」と呼ばれるものに見事にはまってしまったのである。しかも、望遠レンズという最も危険な沼であった。
当初は価格が5万円前後の70-300mmや12万前後の300mm/F4などを検討していたが、「どうせなら最初に良い物を買ってしまおう」という危険な思考回路が働き、70-200mm/F2.8というレンズを買ってしまったのである。
当然、これらの機材のために今までバイトなどで貯めてきた貯金はかなり減ってしまったのである。ただ、今思えばそれほど後悔はしていない。
2.飛行機をやたら撮るようになった
こうなった原因は明らかに前述の「70-200mm/F2.8」というレンズが原因である。散財したらそのお返しとして買ったもので楽しまなければならない、という意識があったのであろう。
吾輩がよく撮影しに行く新千歳空港はキットレンズで撮影している人が多く、持参するレンズはオーバーのように見えることもあったが、それは航空祭が見事に覆したのだった…
3.天体写真を撮るようになった
この1年の最も大きな変化といえば、天体写真を撮ることが多くなったことであろう。1年前は機材も腕も貧弱で、初めて撮影した天の川は下のような感じであった。
機材を買い揃えた直後も、使い方がわからずあまり上手い写真は撮影できなかった。星の写真を撮り始めてから約半年で、この程度までは写るようになった。
天体写真のクォリティが格段に向上したのは、Vixenのポラリエを購入してからであった。また、フラット補正の技術も身に付け、天の川や星団などの写真も撮れるようになってきた。
今は天体撮影にはかなり慣れ、星雲や星団を写すことが多くなってきている。しかし、メシエ天体やNGC天体は小さいものも多く、こうなるとさらなる望遠レンズが欲しくなり、新たな罠が待っていることに気づくのである。
ペルセウス座の二重星団:NGC869,NGC884
はくちょう座の北アメリカ星雲・ペリカン星雲:NGC7000,IC5067-70
今後の目標は、アンドロメダ大星雲や系外銀河の撮影、散光星雲の撮影である。その為には本格的な赤道儀・望遠鏡を買うことや改造デジカメの購入などが必要であるが、これは資金が貯まるまでお預けになるだろう。
4.やたら天体イベントを気にするようになった
この1年間にあった主な天体イベントをまとめると次のようになった。
オリオン座流星群(2011/12)
敗北!…見ることはできても写真に撮れず
皆既月食(2011/12/10)
惨敗!…皆既前後は全く見れず
初日の出(2012/1/1)
勝利!…地平線付近に雲はあったが、支障なし
木星・月・金星一直線(2012/3/26)
負け…雲が厚くぼんやりとしか見えず、1日後に敗戦処理
スーパームーン(2012/5/6)
日付は1日ずれたが実質勝利!
金環日食・部分日食(2012/5/21)
圧勝!
部分月食(2012/6/4)
快勝!
金星日面通過(2012/6/6)
引き分け…前半だけ撮影
月・木星・金星・すばるの接近(2012/7/15)
勝利!
木星食(2012/7/15)
敵前逃亡!…昼間だというだけで断念
ペルセウス流星群(2012/8)
敗北!…10個ほど見られたが写真には殆ど写らず
月・木星の大接近(2012/8/12)
惜敗…一応撮影できたが、雲が厚かった
金星食(2012/8/14)
引き分け…後半だけ撮影
結果
5勝5敗2引き分け1逃亡
勝率だと半分以下であるが、写真を撮れたものの割合は高かった。しかし流星は難易度が高く、あまり撮影する機会がなかったというのもあって写真に写すのは殆どできなかった。来年はできるように努力したい。