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もう9月だし、そろそろオリオンをなぞる季節なのかと思っていたら、3時くらいにオリオン座が高く昇っていたので、試しに撮影しようかと思った。
半信半疑あっちこっちレンズの向きを変えながら、ど真ん中に星雲が写るようにするのはかなり苦労する。いい加減微動雲台がほしい。

オリオン大星雲は明るく、比較的天体写真初心者にも向いた天体と言える。しかし、図鑑やNASAのホームページに載っているような綺麗なフィラメント構造を表すのはかなり難易度が高い。

オリオン大星雲は幾つかの部分に分かれ、それそれ特徴を持っている。

M42 (NGC1976)

星雲の本体。最も明るい部分に星形成領域があり、その周りに赤い星雲が広がっている。中心部はかなり明るいので(と言っても月などに比べればかなり暗いが)白飛びしないようにするのは至難の業である。

M42-20120902


M43 (NGC1982)

オリオン大星雲の先端部分。実際にはM42と繋がっているが、メシエカタログでもNGCでも別の番号が振られている。大きさはM42の6分の1くらいである。

M43-20120902


NGC1973,1975,1977
オリオン大星雲の上にある散光星雲。反射星雲で、オリオン大星雲とは違う青色となっている。美しい星雲だが、近くにあるM42&M43のお陰でアッカリ~ン(目立たないという意味)しているのが現実である。
「大星雲」に対し、「オリオン小星雲」という言葉を考えてみたが…

NGC1973,1975,1977-20120902

参考:合成前の1枚
DSC_3665

所々に写っている影は撮影素子やレンズに付着しているゴミの影響だと思われます。


オリオン座は特徴のある星雲が多く、またオリオン座自体も特徴のある形のため何度見ても飽きない星座だと思う。

天体写真というのは、一度天体の美しさを知ってしまうと、より美しく撮影するために技術が上がってないうちから機材購入欲がわき、いわゆる「天体写真沼」に落ちてしまうことが多い。

しかし、天体写真に限らず、趣味の沼にハマるのは非常に楽しいことである。予算の許す限り…

(まあ、レンズ買うためにアルバイトする人々も多いわけで…)



撮影情報
絞り値:F8
ISO感度:800
露出時間:12min (30秒露光を24枚コンポジット合成)
露出方式:マニュアル
焦点距離:400mm (35mm焦点距離 600)
日付:2012/9/2 3:00


撮影機材
カメラ:Nikon D7000
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII
ガイド:Vixen 星空雲台 ポラリエ
備考:Polarie極軸望遠鏡によるセッティング


天体の情報
名称:オリオン大星雲
所属天体:M42,M43
種別:散光星雲
赤経:5h35m17.3s
赤緯:+05°23′28″
距離:1344光年 / 412pc
大きさ:65′× 60′
視等級:4.0等

※英語版Wikipediaより
http://en.wikipedia.org/wiki/Orion_Nebula