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2012.10.07 / 70-200mm / 200mm  1/800s  F5.6  ISO100

「良い写真」というのは一概に言えないが、機材と技術の両面において優れた写真は高く評価される。
勿論良い機材を使うに越したことはないが、コンパクトデジカメでも良い写真を撮る人がいるし、技術面の比率は高い。
撮影の技術には、「流し撮り」「多重露光」等の高度な技術から、「構図」「遠近感」などの基礎的なものまで多くあるが、今回は基本的技術の一つである「構図」について考えたい。

余談だが、上の飛行機の写真は絵がとてもユニークで気に入った機体である。

※今回は飛翔体(航空機)を例にしますが、航空機に限らず野鳥写真や人の写真などにも応用できます。また、この記事では主に管理人が勝手に作った造語で紹介します。

※紹介文が稚拙かも知れませんが、そのときは管理人の文章力不足だと捉えてください。



1.中心構図(日の丸構図)
被写体を中央に置く構図。被写体が強調されやすい。中央に小さく写すと、被写体の小ささや背景の巨大さが強調される。
構造が単純で飽きやすさを生みやすい一方、図鑑や紹介写真のように主題を強調するような用途では好まれる。

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中心構図(大)の一例
中央に全日空機が大きく写っている。機体紹介写真などに向いている。


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中心構図(小)の一例
実際この機体は他に比べて小さく、遠く飛び去った時に撮影することで小ささがより強調される。



2.上構図
被写体を上に配置する構図。被写体の高さを強調する。下に地面などを入れると、遠さを強調できる。

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上構図の一例
飛行機が離陸し、高い場所に浮いている状態が写し出されている。



3.下構図
被写体を下に配置する構図。被写体の低さを強調する。上に空や背景を入れると、風景との調和を表すことができる。

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下構図の一例
この全日空機は二階建てでかなり大きい機体だが、上に背景を入れることで空港の巨大さも表されている。



4.発進構図
被写体がこれから進むであろう場所を開けておく構図。加速感が伝わる。

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発進構図の例
右の飛行機がこれから飛び立つぞ、という様子を表している。
(実際にこの飛行機は飛び立っていない。)


5.到達構図
被写体がこれまで進んできたであろう場所を開けておく構図。スピード感が伝わる。

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到達構図の例
日航機が枠からはみ出してしまっているが、機体の後ろに空を入れてある。



6.斜め構図
被写体を敢えて斜めに入れる構図。向きがある場合、上向きか下向きかによって印象が異なる。細長い被写体の場合は効率が最も良い。


7.はみ出し構図
被写体を敢えてはみ出させる構図。被写体の巨大さを強調する。

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はみ出し構図の例
これはCathay Pacific機の半分しか入れていないが、ただでさえ巨大な機体が更に大きく見える。



8.黄金比構図
およそ1:1.6の比率を利用した構図。バランス感が伝わる。