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2012.10.10 2:01-2:54, 2012.10.12 1:11-2:04
70-200mm / 200mm  80 (40+40)min  160 (80+80)frames  F5.6  ISO1600

音楽の著作権は、作曲(編曲・作詞)者、レーベル会社などが所有している。
リミックスや「歌ってみた」の類は、上記に加え、リミックスをした人や歌った人にも権利がある(二次創作の権利)。

イラストの著作権は、その絵を書いた人には勿論有り、版権キャラクターならキャラクターの権利を持っている人も持つことになる。

では、写真の場合はどうだろうか。
普通に考えれば、写真を撮影した人、その他に芸術品などの著作物、或いは人物など肖像が関係するもの、又はロゴなど商標が関わるものがあれば、それも権利の対象となる。
実際、写真を有料で売る際、肖像や商標が関係する場合にはそれぞれに対して許可を得ないと売ることができない。

だが、写真の大きな問題はそこではない。

写真、音楽、芸術全てに言えることだが、どうしても避けられないのが「パクリ問題」である。

パクリといっても幾つかのレベルがあり、パクリ=一概に違法、とは限らない。
一般に、オリジナリティの有無、利用方法(無償利用か、商業利用か)、原作者の許可や許諾はあるのか、等が重要となる。

1.コピー商品…「海賊版」とも言われる。ただの複製品で、オリジナリティは無い。

2.丸パクリ…多くの部分を模倣しているもの。オリジナリティはあるが、乏しい。

3.パクリ…ある程度模倣しているが、独自性もある程度あるもの。法律上グレーゾーンとされることが多い。

4.インスパイア…ある商品などからアイデアを借り、自分の商品に適用したもの。

5.マッシュアップ…既存の2つ以上のものをあわせて作ったもの。元々はDJ用語である。近年は、MAD作品などに対してこの言葉が使われることが多い。

6.リミックス…既存のものをベースに、雰囲気などを変えて新しいものを作ること。音楽において使われることが多い。

これらを権利的に分類すると、1と2は違法となるケースが多く、3はどちらとも言えず、4は合法となるケースが多い。
また、5や6は二次的産物となるためこれらとは異なるが、本来は許可がある場合のみ合法となるが、近年は「黙認する」(本来アウトかも知れないが、権利者が被る不利益が小さいと考えられる場合などに権利侵害の報告などを見送ること)ということも多く、一概には言えない。

話を写真に限定すると、写真は地球上、或いは宇宙上の色々なものを撮影装置を使って作品とするものだが、バリエーションで言えば非常に広いものとなる。
実際、音楽や絵画において「盗作疑惑」(具体例を挙げれば上海万博テーマソングのパクリ疑惑、公式が書いた絵のトレス疑惑など)が問題になることは多いが、写真では少ない。

しかし、例外もある。その例外こそが「天体写真」である。
天体写真では、かつて盗作が大きな問題となったことがある。

参考リンク:宮城隆史氏による天体写真盗作問題まとめ

このような盗作は問題外だが、パクっていないのに盗作疑惑を掛けられる可能性はないとはいえない。
ただし、天体写真の場合は、特に月や著名な天体の場合は「似ているのは当たり前」という暗黙の了解があるので、純粋に撮影して見に覚えのない盗作疑惑を掛けられることは殆ど無い。

しかし、上記に挙げたような実際の盗作問題があることによって、天文写真全体のイメージが悪くなり、このような事件が続けば「天文写真は盗作ばかり」と言われかねない。
写真に限らず、一部のファンの非常識な行為が大きく取り上げられ、ファン全体のイメージが悪くなるということはよくあり、日本において「オタク」のイメージが良くないのもこれに起因するものがあるが、「一部の迷惑なファン」を排除さえ出来れば悪いイメージが続くことはない。

吾輩は盗作疑惑を掛けられたことはないが、掛けられないために最大限の努力はするつもりである。勿論、盗作の被害者側にもならないよう細心の注意を払うつもりである。