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2013.03.05 15:31 | Nikon D7000 | Nikon AF-S 70-200mm F2.8 VR II
17mm (25.5mm eqv.) | 5.0s | F8 | ISO200 | 39枚合成 |10% Resize


  ほぼ2週間ぶりの投稿となりました。ネタを探そうにも面倒で更新が一時的に止まってしまいました。

  今回の話題は「超高画素」です。

  写真を大きく印刷すると、画素数が足りない場合には粗さが目立ってしまいます。例えばA4サイズならば1000万画素(10MP、10Megapixel)でも十分ですが、3m、4mにもなる巨大な展示写真ともなれば、1億画素(100MP)あっても足りないかもしれません。

  普通のカメラでは最高でも3600万画素(36MP)までしか対応していません。プロが使う中判センサー搭載カメラなどでは8000万画素(80MP)を超えるものもありますが、価格が一般人向けではありません。

  一般人が持っている1000万画素台のカメラで超高解像度な写真を作る方法があります。

  それが、パノラマ合成です。パノラマ合成の中には450億画素(45GP=45000MP)という巨大なものまであります(GIGAZINE)。

  パノラマ合成には高い機材や重い機材が必要というわけではありません。乱暴に言えば、「カメラと望遠レンズと三脚」があればほぼ問題ありません。

【使う道具】

1.デジカメ

  なるべく最近発売された高画素なものが良いと思います。ニコンD800(3630万画素)のような極端なものは要りません。これこれこれくらいで十分です。


2.望遠レンズ

  高画素にするためには、詳しく撮影する必要があります。広角で一度に撮ってしまっては意味が無いので、望遠レンズで数回に分けて撮影します。

3.三脚
  スムーズに移動させるために使います。撮影する前に三脚を水平にしないと後で大変なことになるので、なるべく水平にしておきましょう。
  また、50mmくらいまでであれば三脚は必要ないかもしれません。

4.その他
  予め画角を計算し、決まった角度で動かすほうが楽なことがあります。パノラマ写真撮影用に最適化されたGigapan(最近流行っている戦車アニメではない)などを使うと撮影が楽になります。


【管理人の道具】

1.デジカメ

  所持するカメラで一番高画素なのがニコンD7000なのでそれにしました。


2.望遠レンズ

  所有する望遠レンズで一番画質が良いのがニッコールの70-200mm F2.8G ED VR II だったのでそれにしました。


3.三脚
  現在所有する三脚で耐荷重が5kgあるスリックのものを使いました。


4.その他
  撮影場所が寒かったので厚着しました。



【撮影条件】
  撮影条件は、夕方や朝方など明るさが大きく変化するような時間帯は避けるのが良いと思います。このような時間帯は色や露出のバランスが崩れることにより接合部が不自然になることが多いからです。

  ソフトウェアによる補正は可能ですが、あまりにも色や明るさが違うと不自然になる恐れがあります。

  また、望遠レンズの場合には撮影毎にピントリングがずれて写りがおかしくなることがあります。更に、望遠レンズはピントの合う範囲が狭くなるのと周辺減光(周辺光量低下)が発生して繋ぎ目が不自然になる可能性があるため、F5.6~11くらいまで絞って撮影するのが良いと思われます。


【撮影結果】
  合計63枚撮影しました。以下はその一部です。

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【写真合成】
  撮影が終わったら、いよいよ合成に入ります。

  パノラマ合成ソフトとしておすすめなのは、Huginです。読み方は「ハグイン」「フギン」「ハギン」など諸説あるそうですが、「ハグイン」が正しいそうです。

  以下、Huginの使用方法を説明します。

1.画像を読み込みます
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なんでや!阪神関係ないやろ!!


2.レンズの設定をします。EXIF情報がある場合にはそれを読み込むので、設定する必要はありません。
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3.画像を選択し、画像の一致する箇所を選択します。
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4.縦方向・横方向に同様のことをやります。4~5点ほど選択すれば十分かと思われます。
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5.配置を最適化し、写真をつなげます。特に理由がない場合はデフォルトで十分ですが、より精密に繋げたい場合などはオプションを選んでください。
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6.色の最適化を行います。
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7.ファストプレビューをクリックし、プレビューを行います。なお、通常のプレビューは時間がかかります。
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8.投影方法、位置、切り抜きを設定します。この例では、水平線が曲がっているためしたの方にドラッグして真っ直ぐにしました。
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9.最後に出力の設定をします。「最適なサイズを指定」を押すと、元の画像の解像度にほぼ準拠します。
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10.これで「スティッチを実行」を押すとプロジェクト・画像ファイル保存のメッセージが出て描画に移行するはずですが、何故かエラーが出て先に進まないことがあります。

  その場合は、プログラムファイルの入っているフォルダのHuginのフォルダを選択し、hugin_stitch_project.exeを実行してファイルを選択すれば描画が実行されます。

  劣化なしのTIFFで出力することができますが…

file_size

  このような巨大なファイルが出来上がってしまいます(ユーザー名はNormal)。

  ちなみに、画像の大きさは36701×9900=3億6333万ピクセルで、巨大(笑)。