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2013.04.04 17:21 | Nikon D7000 | Sigma 17-50mm F2.8
17mm (25.5mm eqv.) | 1/1600s (No.1) - 1/13s (No.8) | F5.6 | ISO100


  上の8枚の写真は、焦点距離・絞り値・ISO感度を同じにし、シャッタースピードを変更した条件で撮影したものです。

  撮影条件は夕方の日光が入る強い逆光条件で、7番や8番では太陽光によるゴーストが確認できます。

  さて、写真では「適正露出」という言葉が使われますが、適正露出とは何でしょうか?


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2013.03.12 13:01 | Nikon D7000 | Sigma 17-50mm F2.8
24mm (36mm eqv.) | 1/250s | F8 | ISO200


  まず、上の写真は今年3月12日に撮影した北海道庁の赤レンガですが、これは絞り優先モードでF8.0に固定して撮影したものです。オート露出で撮影しているため、カメラが自動的に被写体の明るさを認識して適切なシャッター速度を設定してくれています。

  当然、「赤レンガ」の色や質感が伝わるような適切な明るさとなります。


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  次に、上は付属のソフトでJPEG現像時に2段分暗くして出力したものです。カメラ側で露出補正を「-2.0EV」に設定した時とほぼ同じ結果です。

  当然ながら「赤レンガ」は真っ暗になり、最初の写真とは大きく異なります。一方で、白く飛んでいた空が暗くなり、どんよりと曇った空が強調されます。

  明暗差が大きい被写体の場合、明るいほうか暗いほうかどちらを重視するか迷うことがあります。特に、建物の影に当たる部分から建物と空を撮影すると、建物が真っ黒になったり空が真っ白になったりすることがあります。

  カメラのRAWで記録できるのは機種によって異なりますが、12~14EV(明るさの比:4096~16384倍)の範囲で記録できるのが一般的です。

  一方、JPEG画像の場合には8EV(256段階)しかなく、建物か空かどちらかを捨てなければならない事が多くあります。

  そのような事態を解決するのが「HDR」(High Dynamic Range)という技術です。HDRとは、露出設定の違う2枚以上の写真を、白飛び・黒つぶれが起こっていない部分を合成し、明暗差が非常に大きい場合でも白飛び・黒つぶれを起こさず写真として仕上げる方法です。

  HDRについては、後日記事を執筆する予定です(笑)

  最後に、撮影した画像を並べておきます。

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  これ(上)が、1番の写真です。

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次に、これが3番の写真です。

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  これが、5番の写真です。

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  最後に、これが7番の写真です。

  カメラのオート露出機能で撮影した場合、3番か4番くらいになるかと思います。また、測光方法を「スポット測光」に変えると少し構図がずれただけで大きく露出が変化してしまいます。

  今回取り上げたようなコントラストの非常に高い写真は「適正露出」を決定することが難しく、「正しい答えはない」と言ったほうが良いかもしれません。