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2015年12月12日 / NIKON D750 / AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
16mm, F8, 1/320s, ISO100 (約50%にリサイズ)

  はい。ついにやってしまいました。35mmフルサイズ一眼レフカメラ「Nikon D750」。



  「やってしまった」と書くと悪いことみたいに聞こえますが、これまでずっとAPS-Cでやってきたわけですが、ついにフルサイズです。主な原因は…

1.高感度画質
2.広角で有利
3.相対的なボケ量が多い
4.明らかにフルサイズを意識した所有レンズ
(70-200mm、16-35mm、50mm F1.8、…)


  などがあるわけですが、特に魅力的なのは1と2でした。

  特に、広角の16-35mmは、D5300やD7000ではフルサイズに換算すると24-52.5mmとなり、まあまあ性能の良い標準ズームレンズとして使えるわけですが、広角側が物足りないような気がしていました。

  ただし、裏を返せば望遠ではAPS-Cが有利です。航空祭や飛行機撮りなどでは、今後もD5300を使う事にはなると思います。

  そろそろうちの霊夢さんが「金が足りないのにこんなもの買うのね…」とか言って怒りそうですが、そういう声は無視しましょう。
霊夢「夢想封印食らわすぞ!」 魔理沙「なら私はファイナルスパークだぜ!」

  さて、長い文章で説明しても仕方ないので、フォトヨ○バシ風に作例を見せていきたいと思います。


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16mm, F8, 1/40s, ISO100

  アイレベルより低く、ローアングルほどではない高さで撮っています。適度に低い位置からのほうが建物の遠近感が強調されると思いますが、どうでしょうか。


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16mm, F8, 1/640s, ISO100 (現像ソフトで+1EV補正)

  建物のガラスに反射した光も、見たままの感じを写しています。



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35mm, F8, 1/80s, ISO100

  少し暗めの場所で札幌市電を撮影しました。イラストが書いてありますが、決して色が潰れることなく階調を維持しています。


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35mm, F8, 1/40s, ISO200

  コントラストの強いイラストでも、見たままの感じを写せています。さて、雪ミクということは、そろそろ来年の雪まつりが近いですね…。


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16mm, F11, 1/125s, ISO100

  こういう場所のほうが、広角の遠近感が実感できるかもしれません。空に合わせているため露出がかなりアンダーですが、黒つぶれは回避されています。


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16mm, F11, 1/100s, ISO100

  テレビ塔のような建築物は望遠でも写せますが、至近距離から広角で写すことで、威圧感や高さを強調した感じにすることができます。人物撮影でも、足を長く見せたりするときに、超広角でローアングルから撮影することがありますが、同じ原理です。


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16mm, F11, 1/80s, ISO100

先程の写真よりも更に広角の感じを強調したバージョン。


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16mm, F11, 1/100s, ISO100

  16mmともなると画角が107度とかなり広くなるため、像よりも周囲の台座がメインになっているような気がします。


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26mm, F11, 1/15s, ISO140

  こちらは26mmですが、先程までの10mm台の写真ばかり見ていると、感覚が狂って標準レンズみたいに見えるかもしれませんが、れっきとした広角です。


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16mm, F11, 1/20s, ISO100

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16mm, F11, 1/125s, ISO100

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16mm, F11, 1/100s, ISO100

  建築物や木などが空に向かって伸びていくような構図が出来るのは、超広角レンズだけだと思います。というのも、建物を撮るときは、ドローンを使ったり飛行能力を使ったりしないかぎり、強制的にローアングル状態になるため、上がすぼまったような画になります。


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35mm, F11, 1/60s, ISO100

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16mm, F11, 1/15s, ISO250

  広角レンズは、本来、上のような室内を撮るのに向いているのかもしれませんね。広角=風景、という方程式が定着しているようにも感じますが、使い方次第では何でも使えると思います。

  レンズの方の性能ですが、中央部~上下左右端に関してはしっかりと解像しています。四隅はF4では流れていますが、F8でだいぶ改善し、F11でほとんど流れなくなります。APS-C機であれば、F8から均一にピンがあっていた感じでしたから、回折の影響が現れる前にシャープさが確保できることを考えると、風景撮りでは特に問題無いでしょう。


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1635_right_up_f8

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  今回はレビュー記事というよりは広角レンズの性質に触れる記事となってしまいましたが、この記事を見て少しでも超広角の世界に足を踏み入れたり、ニコンD750に興味を持つ人が増えてくれればうれしいと思います。
  ただし、レンズ沼にだけは十分に気をつけてください。