※今回の記事は、こちらの動画(6:57)にもまとめています。

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今回は、昨年12月に組み立てた新メイン機に関する記事です。

前編はこちら

【内容】
■使用パーツ
■旧PCの解体
■使用パーツ紹介
■組立
■ベンチマーク



■使用パーツ
使用するパーツは以下の通りです。
管理人は写真編集の他に動画編集もやっているため、マルチスレッド性能の高いCPU、及びそれに対応したマザーボードなどを選択しました。

部品 メーカー / 名称
マザーボード ASRock / X370 Taichi (AMD X370)
CPU AMD / Ryzen 7 1700
RAM Corsair / Vengeance LPX DDR4-2666 16GB
VGA GIGABYTE / NVIDIA GeForce GTX 1070
SSD1 Western Digital / WD Black 256GB
SSD2 Western Digital / WD Blue 250GB x2
HDD Western Digital / WD Red 4TB
電源装置 Enermax / Platimax EPM750AWT
ケース Antec / Nine Hundred
CPUクーラー Corsair / H100i v2
ケースファン Thermaltake / Riing Plus RGB x3

OS Microsoft / Windows 10 Pro x64
ソフトウェア Microsoft / Office 2016 Home and Business

■旧PCの解体
まずは、元々使っていたPCを解体します。
VGAだけは新品ですが、それ以外はほとんど2013年頃に買った古いパーツです。

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汚いw

ここから出来る限りパーツを取っ払います。その結果が↓
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■使用パーツ紹介
今回使うパーツを紹介します。

○AMD / Ryzen 7 1700
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でっかい箱に入っていますが、本体は小さいです。
CPU側にピンがある構造なので、当然スッポンのリスクが伴います。
いや、スッポンなんて都市伝説ですけどね…w


○ASRock / X370 Taichi
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Ryzenシリーズ対応のX370チップセットを搭載したマザーボード。
TaichiはASRockでもハイエンドに位置するらしく、オーバークロックに向いているそうです。


○Western Digital / WD Black 256GB
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HDDでお馴染みのWestern Digitalが発売する、NVMe対応SSD。
リード速度が2050MB/sとかなり速いです。
もっと高速な製品としてSamsungやIntelが出しているNVMeのSSDがありますが、これはコスパが良いです。


○Corsair / Vengeance LPX DDR4-2666 16GB
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DDR4メモリ。
一般的なメーカー製PCだとDDR4-2400が標準的なので、やや早い部類に入ります。
Ryzenはメモリの相性が問題になりやすいという意見がありますが、このメモリに関しては、2666MHzでも特に問題は生じませんでした。
不安定な場合は、BIOSを最新版にすると上手くいくらしいです。

後はCPUファン、HDDなどがありますが、長くなるので割愛します。


■組立
上記のパーツを用いて、実際にPCを組み立てます。

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まず、CPUをソケットに装着します。
NVMeSSDもついでにソケットに装着します。


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CPUの「RYZEN」のロゴもしばらくは見れなくなってしまいます。残念。


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CPUを装着したら、次はCPUクーラーを設置するのですが、ここで問題発生!!

240mm水冷ファンを搭載できる場所がない!


さて、ここからが自作(DIY)PCの面白いところです。

「パンがなければケーキを食べればいい」

「規格がなければ自分で設置すればいい」

ということで、無理やり設置します。

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ただ設置するだけでは落ちてくるので、針金で止めます。
これぞDIY PC!

ファンさえ設置すれば、後はグラボやHDDを搭載するだけなので、楽です。
(上の写真ではすでに設置しています)

さて、準備が整ったところで、起動します。

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マザーボードの設定画面です。
Taichiを選んだのは、この歯車が回るデザインが好きだったという理由です。
あとは、信頼と実績と変態のASRockだからです。

メモリが何故かDDR4-2133と認識されているので、手動で設定を変更し、再起動しました。

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いよいよ、Windows10のインストールです。
当時の最新版のため、インストール後のアップデートは少なく、楽でした。

さて、新しいPCを買ったら必ずやることがあります。

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タスクマネージャーのたくさん並んだグラフを見て、優越感に浸る!!

やはり、これはRyzenだからこそ出来ることです。
もっとにやけたい方は、Core i9とかXEONとかEPYCを買うことをおすすめします。

その後、いつも使っているソフトウェアや環境設定を移行し、ある程度使える状態にしました。途中でのミスが有ったせいか、かなり手こずり、朝の10時に始めた作業が翌日の朝5時まで掛かってしまいました。おそロシア…

さて、準備が整ったところで、いよいよベンチマークです。


■ベンチマーク


○Cinebench R15  -  1421cb
1700_cinebench
 
速っ!


これで3万円台とか明らかにふざけている。
どおりで、インテルが慌てるわけだwww


○Cinebench R15 (3.70GHz)  -  1612cb
1700_cinebench_3700mhz
オーバークロックすると、頭おかしい度が増す。
もはや7700K(約1000cb)とかどうでも良くなっちゃってますね…



※以下の3Dテストでは、クロックを3.70GHzにして実行しています。

○3DMark FireStrike
【BEFORE】GTX 960 + Core i5 4670K  -  6353
gtx960_20171210_3dmarkfirestrike
グラボ&CPUを変える前はこんなもん。
PUBGを最高画質で、とか、VRでヌルヌルに動かす、というのは厳しいですが、マイクラで遊ぶ程度ならこれでも十分でした…


【AFTER】GTX 1070 + Ryzen 7 1700  -  14821
gtx1070_20171217_3dmarkfirestrike

ダブルスコア以上!!

まさかここまで伸びるとは思いませんでした…
これならVRでも楽勝ですね!


○3DMark TimeSpy  -  6231
gtx1070_20171217_3dmarktimespy
DX12に対応した比較的重いベンチマークですが、それでもまあまあのスコアを叩き出しました。
やはり、最新パーツは最強ですね…


○FFXV Windows Edition Benchmark
ffxv_1920x1080_normal_gtx1070
最近公開された超重量級ベンチマークですが、案外快適に動きました。
ちなみに、4Kにすると流石に厳しいです。
この辺はPascalやVegaの次世代に期待するしか無いですね…


さて、無事完成した自作機ですが、
スペック変更しましたw

詳細は次回以降…