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カメラと言えば、最近はスマホでの撮影が増えており、管理人も新しいiPhoneを買って以降はコンデジの感覚で撮影していますが、近頃のスマホの画質の良さにはびっくりしています。
しかし、PCで拡大して見ると、やはり細かい部分は一眼のカメラにはまだまだ及んでいません。特に夜間の撮影はまだまだなところがあります。

さて、重要なのはそこではありません。レンズの方です。
今回は、資産として取り扱われることの多い「カメラのレンズ」について考察していきたいと思います。


■カメラレンズを資産として捉える理由
■カメラレンズが資産になりやすい理由
■カメラレンズはどんな種類の資産か?
■他の資産との比較
■結論




■カメラレンズを資産として捉える理由
一般に、
・カメラのボディ…消耗品
・カメラのレンズ…資産

と捉えられることが多いです。

このように理解される理由を考える上で、「資産」の条件を考えてみます。
・貨幣や他の有価物への換算ができる
・価値が安定している、簡単に減価しない
・十分な価値がある


資産の主な条件とは、
・貨幣や他の有価物への換算ができる
とは、基本的に換金できないものは、資産ではないということです。
例えば、テレビは中古品としてネットオークションに出せば換金できます。そのため、「中古のテレビは資産であるといえます。
一方、肝臓は人間の健康を支えるという価値がありますが、他人の肝臓を勝手に売ったら逮捕されます。そのため、「肝臓は資産ではないといえます。

・価値が安定している、簡単に減価しない
とは、長い時間が経っても価値が減りにくいということです。逆に言えば、すぐに価値がゼロになるようなものは資産ではないということです。
例えば、金の延べ棒は長期的に安定して金として存在します。そのため、「金の延べ棒は資産である」といえます。
一方、封を開けたお茶は、次第にお茶に含まれる酸化防止剤が減っていき、お茶の質が劣化して有害な物質に変化してしまいます。そのため、「封を開けたお茶は資産ではない」といえます。

・十分な価値がある
上記2項目に当てはまるようなものは基本的に資産である、と捉えて問題はないですが、例外もあります。
「流石に1円にも満たないようなものを“資産”とは認めたくない」ということです。
1円でなくとも、法律上は価値の低いものは「消耗品」として扱われることがあります。
例えば、ティッシュペーパー1枚を資産と考える人はまずいないと思います。
同じく、マッチ棒1本を資産と考える人もいないと思います。
一方、大量のティッシュペーパーやマッチなら、資産と考えられなくもありません。

さて、話をカメラに戻します。
カメラのレンズとボディの決定的な違いといえば、2番目の「価値が安定している、簡単に減価しない」という点です。
カメラのレンズは、適切に保管されれば、劣化が進む可能性は低いです。あるとしても、電子部品の劣化や外装の損傷であり、レンズとして死ぬわけではありません。
一方ボディはというと、ボディはシャッターを切るという性質上、シャッター部分の劣化が避けられません。また、レンズに比べて汎用性が低い、電子部品が多いなどの理由から、修理不可になって価値がゼロになる可能性もあります。
そのような観点から、
・カメラのボディ…消耗品
・カメラのレンズ…資産

と考えられるのです。



■カメラレンズが資産になりやすい理由
さて、カメラレンズの資産性が示されたところで、次は、カメラレンズが資産になりやすい理由について述べます。
理由は簡単。

レンズ沼

だからです。
もっと具体的に言うと、カメラのレンズを買うことは、アルコールやギャンブルなどと同様「中毒性」があります。
特にお金をたくさん持っている人ほど、レンズ沼に陥りやすくなります。
過去の「レンズ沼」の記事もお読みください。
レンズ沼は制御が難しく、一度沼に落ちてしまうと100本くらいのカメラレンズが転がっている可能性がありますので、ご注意ください。



■カメラレンズはどんな種類の資産か?
資産といっても、いろいろな種類の資産があります。
最も単純な分類として、
・金融資産
・非金融資産

という分類方法があります。

しかし、この分け方だと大雑把すぎるし、面白くありません。
そこで、次のように資産を分類します。
・現金資産
・安定的金融資産
・変動的金融資産
・現物資産


・現金資産

いわゆる「現金」とそれに準じるものです。ポケットマネー、預金(定期預金含む)、貯蓄型保険、汎用型電子マネー(Suica等)の残高等が該当します。
この資産の性質としては、
1. 価値の変動が小さい
2. そのままの状態で使える
3. もっぱら貯蓄である

が挙げられます。
小学生から100歳のおばあちゃんまで、おそらく誰でも持っている資産です。

・安定的金融資産

現金以外の金融資産で、変動しにくいものです。例えば先進国の国債、大企業の株、ローリスク・ローリターン型の金融商品等が該当します。
この資産の性質としては、
1. 価値の変動が小さい
2. そのままの状態では使えない
3. 貯蓄にも投資にも使われる

が挙げられます。
投資が好きだったり、少しでもお金を増やしたかったり、インフレで円の価値が下がりそうなので別のもので蓄えておきたい、などの目的で所有する資産です。

・変動的金融資産
現金以外の金融資産で、変動が大きいものです。新興株、途上国の外貨、暗号通貨(一般に「仮想通貨」と呼ばれるもの)等が該当します。
この資産の性質としては、
1. 価値の変動が大きい
2. そのままの状態では使えない(ただし、暗号通貨に限り取扱いしている店もある)
3. もっぱら投資(投機)に使われる

が挙げられます。
安定的金融資産よりも変動が大きいため、リスクが増大しますが、収益性を考えると魅力がある資産とも言えます。この範疇については、自己責任ということですね。

・現物資産
最後に、金融資産に含まれない、モノとして扱う資産です。土地、住宅、貴金属、宝飾品、自動車、カメラのレンズが含まれます。
この資産の性質としては、
1. 価値の変動が小さい
2. そのままの状態では使えない(換金せずに譲渡することは可能)
3. 投資としても貯蓄としても使われる。一時期、住宅を投資の道具に使いすぎて、アメリカではエライことになってしまった

文字通り現物です。カメラのレンズもここに含まれます。所詮はモノなので、通貨として扱うには手間がかかりますが、それ自体の機能を活かすこともできるため、ゴミと言ったら失礼です。



■他の資産との比較
カメラのレンズは資産であると示しましたが、では、他の資産と比較してどうでしょうか。

・価値変動面
カメラのレンズは、時間的な価値の低下が起こりにくく、特に銘玉と呼ばれるものは何年経っても高値で取引されることがあります。
しかし、条件があります。
適切な保管をしているということ。
適切でない保管をすると、レンズにカビが生えたり、傷が付いたりして大幅に価値が低下してしまいます。また、電子制御をする最近のレンズでは、電子部品が壊れて使用不能になるケースもあります。
くれぐれも、保管には気を使いましょう。
ただし、どちらにしても長期的には価値が低下する事が多いので、現金と比較すると価値保持性は低くなってしまいます。

・使用のしやすさ
カメラのレンズは現物であるため、円やポイントカードやビットコインのように、そのままお金として使える代物ではありません。お金として使うには、基本的に「換金」と呼ばれる行為が必要になります。
換金(売却)すると、基本的に価値が下がってしまいます。これでは困ります。
ではどうすればいいでしょうか?
レンズはレンズとして使えば良いのです。
カメラのレンズはカメラのレンズとして使用する。当たり前のことのように聞こえますが、本来の使用目的で使ってあげるのが、レンズにとっても幸せなのです。



■結論
カメラのレンズは資産だとよく言われますが…
レンズはレンズです!
レンズとして使いましょう!!

というのが基本です。
「資産」というのは、お金が足りなくなったときに、売ってもそれなりの金額になるという意味で、資産として期待しすぎるのは良くないでしょう。
いつの時代も通貨戦争なるものがあり、どの通貨が覇権を握るのかという議論がありますが、カメラのレンズが共通通貨になることはなさそうです。

もし仮に、
貝殻
 ↓
硬貨
 ↓

 ↓
政府通貨
 ↓
仮想通貨
 ↓
レンズ通貨
ってなったら面白いですが…w