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今の時代、目にしないことが不可能な「広告」ですが、最近は広告に対するネガティブなイメージが強くなっているように感じます。
このブログは所詮趣味のブログなので、現時点アフィリエイト広告は掲載していませんし、広告収入で稼ごうとは考えていませんが、中にはブログの広告で生活している人もいます。
さて、広告は悪いものなのでしょうか?
■広告が「悪」という風潮
皆さんは広告に対してどういうイメージを持っているでしょうか?
もちろん、経済を回すために必要だと感じる方もいるでしょうし、実際に広告を出している方は特にそう思っているでしょう。

しかし、実際は、批判的な意見のほうが多いかと思われます。
具体的には、
「広告が多すぎる」
「ポップアップ広告がウザい」
「追従する広告がウザい」
「アフィブログが嫌い」

また、人によっては
「利用者に不便を強いて他人が儲けているのが気に食わない」
(いわゆる嫌儲)
というのがあるかと思います。

実際、管理人もあまり広告に対していいイメージはないですし、ウザいと感じたことも多いです。
また、2000年代後半から流行していた「まとめブログ」ですが、有名ブログが転載禁止の措置を受けたことで、まとめブログ、あるいはアフィリエイト行為自体に対するイメージが悪くなった、というのがあります。(他にも、NAVERまとめの煽り記事、YouTubeの字幕が流れるだけの無意味な動画とか)

また、まとめブログに限らず、中身のない低品質な記事(統合失調症の人が書いた記事などと揶揄される)をGoogle検索などの上位に表示させ、広告収入だけのためにウェブサイトを立ち上げる、という手法も一時期流行しました。YouTubeでも時々コメントを転載しただけの動画を見かけますが、まとめブログと何が違うの、とか、中身がないとか感じることもあります。

インターネットに限らず、他の媒体に関しても同様かと思います。
テレビや新聞についても、
「最近広告ばかりになって読むところがない」
「性的な広告、アルコールやタバコの広告など、教育的に良くない広告がある」
「CMを続けてやればいいのに途中で不要な予告を挟んで尺をやたらと引き伸ばすのが腹立つ」

などという批判的な意見が多くあります。

さて、主に広告に対する批判的な意見をまとめましたが、では、広告は不要でしょうか?


■広告の役割(応募者側)
広告は、商品を宣伝するという目的があります。
テレビのCM、新聞・雑誌・インターネットの広告枠がそれに当てはまります。
大規模なものだと、道路沿いに設置されている看板も広告となっている場合があります。

では、消費者はどうやって買う商品を決めるのでしょうか?
消費者は、実物やパンフレット、営業の謳い文句などを参考に商品を選びますが、選定対象に入れるきっかけが「広告」である場合もあります。
物を売る側としては、広告があることによって、事業運営の手助けとなっているのです。


■広告の役割(掲載者側)
広告の役割は、何も宣伝される企業だけではありません。
広告を掲載する側にとってもメリットがあります。
広告を掲載する以上、掲載者からすれば、紙面、番組構成、ウェブサイトのレイアウトの制約を受けることとなりますから、当然ながらある程度の対価を支払うこととなります。
こういった、他者の商品を紹介し、収入を得る仕組みを「アフィリエイト」と呼びます。

広告を載せなくても、ある程度資金を稼ぐ方法はあります(後述)が、アフィリエイトによる方法は他の方法に比べ敷居が低く、比較的リスクの低い方法だと思われるため、現在では多くの企業や個人事業主が採用しています。

最近は、漫画村に代表される、非公認の違法な閲覧サイトが問題になっていましたが、広告をうまく使えば、無料で合法のシステムを作ることだって出来ます。
また、非公認のコンテンツではあるものの、YouTubeのコンテンツID機能を利用し、その動画自体は無断転載だけど権利者に利益が入ることで、補償されるというシステムもあります。

(下手に無料サービスを沢山作ると、既得権益のある業界の反発にあって潰されそう…)

一方、広告が一切ない社会というのはどうでしょうか?


■広告がなくても成り立つ仕組み
広告が一切ない社会、すなわち、広告以外で稼がなければいけない社会では、どういった利益の獲得方法があるでしょうか?

・暗号資産マイニング
最近注目されているのが、仮想通貨(暗号通貨/暗号資産)の採掘によって利益を得るものです。
仮想通貨はコンピュータの計算によって発行するため、結果としてユーザー側は電気代を消費することとなりますが、仮想通貨の発行によってそれ以上の収入が得られているのも事実です。

・資金援助
公共性の高い事業であれば、国や地方自治体から補助金をもらう場合があります。
また、寄付により事業を運営することも考えられます。近年は、クラウドファンディングという方法で、インターネットで寄付を募ることも可能なので、敷居が低くなっています。

・ボランティアでやる
事業には資金が必要ですが、その資金を自主的に用意するという方法もあります。ようするに、「お金持ちが趣味でやっている」という状態です。このような状態ならば、わざわざ広告収入を得る必要はないですし、そもそもそういう人は広告レスを売りにしている可能性もあります。

・有料化
「暗号資産」とか「クラウドファンディング」とか色々いいましたが、
結局はコンテンツの有料化に落ち着いてしまうと思います
無料だとやっていけないので、有料でコンテンツを提供する。
お金が払えない人は無料コンテンツで我慢しろと。
資本主義社会としては正しいやり方ですが、どうも腑に落ちないですね…
「コンテンツが素晴らしいから広告は我慢できる」という人が実際少なくない気がするし、無料だからこそ自分の関心のなかったコンテンツに触れ、新たな発見を得るということもあったのに、そういった可能性を否定することにもつながってしまいます。
有料化することで、狭いことにしか興味が持てなくなるということも考えられます。
(あくまで個人的な意見)
また、所得格差が情報格差に直結してしまうという問題もあります。


■良い広告と悪い広告
さて、ようやく本記事のメインです。
ここまで広告の問題点や広告の役割について述べましたが、一概に広告を「善」とか「悪」とか「必要」とか「不要」とか「必要悪」とか決めつけられないと思います。
広告自体も良い面と悪い面がありますし、広告の種類によっても良いものと悪いものがあるかと思います。
個人的な意見も含まれますが、良い広告は活用すべきですし、悪い広告は規制しないと広告のシステム自体が悪用され、行く行くは衰退してしまうと考えられます。

○良い広告の例
・面白い(これがほぼ9割)
・宣伝したいものが明確
・広告とコンテンツが明確に区別されている
・社会的に良いことを啓蒙している(マナーの向上など)
・アルコール、喫煙、性的なコンテンツなどは子供の見ない時間やページに表示
・犯罪を抑制し、良い社会を作ろうと努力している
・周囲のデザインに合っている
・閲覧者の好き嫌いに配慮している
・不快だと感じれば消せるシステム(執拗に追従してこない)
・広告の目的を果たしている、良い宣伝になっている
・見ることで平和になる
・正当な方法による広告
・おまけとしてミニゲームなどの面白い要素がある
・自社の製品の優れたところを宣伝する
・検証されたデータに基づく広告
・日本(自国)や地域の誇りとなるような広告
・相手に対するコストが少ない
・広告主、掲載者、第三者にとってプラスになる広告
・法律を遵守している

●悪い広告の例
・面白くない
・何を宣伝したいのか分からない
・広告とコンテンツの区別がなく、どっちがどっちか分かりにくい
・全年齢が見るところで、子供の教育に良くないものの宣伝
(ギャンブル、アルコール、タバコ、性的コンテンツ、暴力、過激な政治活動など)
・犯罪を幇助している
・景観やWebデザインに調和していない
・閲覧者の好き嫌いに関係なく、的はずれな広告を表示する
・見たくなければ消せないどころか、しつこく表示する(執拗に追従してくる)
・広告として成立していない、企業のマイナスイメージに繋がっている
・差別や対立を煽っている
・ステルスマーケティング(ステマ自体が悪なのではなく、やり方、程度の問題)
・コンピュータウイルスを入れる、ウイルスではないけどゴミのような不要ソフトを入れてくる
・他社の商品を貶める
・必要以上に危機を煽る広告
・特定の国家と忖度しているような広告
・相手に対するコストが大きい(時間消費によるもの、通信量によるもの)
・広告主または掲載者だけが一方的に儲かる仕組み
・法律に違反している

上記はあくまでも一例ですが、広告というシステムが存続する以上、
良い広告が増え、悪い広告が減っていくのを願います。
管理人としても、なにかできることがあればやりたいと思っています。


実はこの記事、2018年の6月に最初に作った記事ですが、危うくお蔵入りになるところでした…