gurabo

未だに新型コロナウイルスで世間が混乱している昨今ですが、管理人は外出自粛で写真を撮りに行けないストレスでPCパーツを大量に注文しては、休日にベンチマークを回しまくっています。

ここ最近はRyzenの新世代やRadeonのハイエンドグラボなどが期待されていますが、NVIDIAも負けてられねぇよということで、早速RTX 3080をテストしてみました。


■基本スペック
管理人が購入したのは、Founders Editionではなく、MSIのGaming X Trioなので、そのスペックを示します。
MSIの公式ページからの抜粋です。

3080_gamingxtrio


■性能
管理人が地獄のようにベンチマークを回した結果です。

・全体の結果
3080ti


・3DMark
timespy_extreme

firestrike_ultra


・FFXIV
ffxiv


・FFXV
ffxv


・Rainbow Six Siege
r6s


・その他
古い3DMark(11、Vantage)もある程度スコアの差があったが、06は流石にどれも変わりませんでした。
Apex Legends、PUBG、フォートナイトなどはフルHDでの差は小さく、2560x1440以上である程度差が出ました。(Apexは300FPS制限もあるので、フルHDではどれもほぼ同じ)
Minecraftの影MODは4Kで差が出るものの、RTX 3080でも海藻の多い海ではFPSが低下し、100FPS前後まで下がるシーンもありました。
また、全体的に軽いベンチほどCore i7-10700KがRyzen 9 3900Xよりも良好なスコアを残していましたが、Zen 3によって立場がひっくり返ると予想されます。


・vs 2080 Ti
ベンチによっては3割程度性能向上するなど、やはり革命的とは言えます。
ただし、フルHD(1080p)だとFFXVですらスコアの伸び幅が10%未満だったので、1440p(WQHD)か2160p(4K)で使うのが適切でしょう。
2080 Tiは価格が高すぎとか色々言われていましたが、逆に言うと3080とこの程度の差にとどまっているとも取れるので、全然現役として使って問題ないと思います。
インテル同様、NVIDIAもAMDのVegaやNaviで性能が向上し、相当焦っていたのかも知れません。


・vs 1080 Ti
全般的に6割程度の性能向上が見られ、もはや過去のものに。
1080 Tiは2017年に発表されたGPUでしたが、その当時はGTX 900シリーズから大幅な性能向上を果たし革命的と言われていました。
それが今ではこの有様。
時代の流れって恐ろしいものです。


■いい所
・性能の高さ
2年前のハイエンドだった2080Tiに結構な差をつけて勝っているのは、気分がいいです。
初代のRTXのレイトレーシングは性能が微妙で失敗した感がありますが、今作では性能が上がったことでより実用的になり、使いやすくなったと思います。
(とはいえ、フォートナイトのレイトレーシングってどれだけ需要があるのだろうか…)
今後Radeonのハイエンドもでるので、立場が危うくなるかも知れませんが、ハイエンドはハイエンドです。

・ゲームの最適化
いくら絶対性能が高くても、最適化が不十分だと性能が出せません。
GeForceはRadeonに比べればゲームに最適化されている傾向があるので、良いでしょう。

・コストパフォーマンス
性能の高さを考えれば、価格も相応といえるでしょう。
「2080 Ti」から「Ti」が取れたことを考えれば当然かも知れませんが、その分価格的には庶民の手に届きやすいものになったのではないでしょうか。


■悪い所
・消費電力や発熱が多い
NVIDIA公式では最大消費電力が320Wとなっています。
リファレンス版と言われるFounders Editionは新しい電源コネクタになっており、それ以外のメーカー製も8pin×3の電源コネクタを搭載しているモデルが多いです。
そのため、電源も最低750W以上とか、かなりマズいことになっています…
しかも、性能を出すためにインテルやAMDのハイエンドCPUと組み合わせると、電源の余裕がさらになくなるので、考えものです。
管理人が買ったものはMSIのGAMING X TRIOですが、こちらは高負荷時でも温度が低く静かな一方、価格は他社のものより高く大きさもとてつもなく巨大なものになっています。
大きさと冷却性能は基本トレードオフですが、それにしてもデカい…

・供給不足
RTX 3080は発売直後、供給不足が最大の問題でした。
ある程度供給が回復しつつある11月でも、RTX 3070は余るほどあり、RTX 3090は高すぎて不人気なのか品薄にはなりにくく、コスパがよく性能も高いRTX 3080は品薄が続いています。
同じRTX 3080でもASUSやMSIなどの人気メーカーは品薄で、ZOTACはなぜか不人気でした。
Amazonなどネットショップにも出品はありますが、ボッタクリのものが多い…

・不安定
初物にはありがちですが、ドライバーやパーツとの相性、メーカーごとの微妙な設計の違いで一時期GPUが不安定になる現象が相次いでいました。
安定性を狙うなら、品薄の今に無理に手に入れようとせず、ある程度在庫が安定してドライバも良いのが出てきた頃に買うのが良いでしょう。(新世代Ryzenと組み合わせるなら尚更)

・ライバル
RTX 30シリーズの発表まではNVIDIA無双な感じでしたが、ついにAMDが本気を出しました。
新しいRadeon 6000シリーズは、最上位モデルで状況によりRTX 3090を超えるとも言われており、レイトレーシング機能も搭載、消費電力も控えめなど、現時点ではNVIDIA涙目な仕様となっています。

・SLIに対応せず
GTX 10シリーズでは1070以上、RTX 20シリーズでは2070Super以上でマルチGPU機能「SLI」に対応していましたが、RTX 30シリーズでついに3090のみのサポートとなってしまいました。
ただし、そもそもSLI自体かなりマニアックなもので、マルチGPU自体もオワコンな雰囲気となりつつあるので、時代の流れだと考えれば仕方ないのかも知れませんね…

・謎のグレードダウン
RTX 3080は2080Tiや1080Tiと比較してCUDAコア数などあらゆる面で増強されていますが、
何故かVRAMは10GBに減量…
一般的なゲームや4Kまでの動画編集ならVRAMの1GBの差くらい微々たるものですが、どうもこういう微妙なグレードダウンがあると後味が悪いです。


■総評
項目の数だけでいえば悪い所が勝ってしまっていますが、全体的に見れば良いGPU・グラボであるといえます。
ただし、電源は選ぶし、こんな高性能いらないという人も多いので、万人向けとはいえません。
元々それなりに高性能なPCを使っていて、更に上を目指したいというのなら有りですが。
(そういう人はRTX 3090買っちゃうと思う)

第8世代以降のCore iシリーズや第3世代以降のRyzenシリーズなどと組み合わせるなら、GPUの性能がフルに出せるので問題ないと思いますが、間違ってもSandy Bridgeなどで使わないように…
(Sandyに恨みはない)