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HaswellやBroadwellのCPUをテストしようとして、MSIの「Z97-S01」というマザーボードを買いましたが、オーバークロックしようとしたところで謎の現象が発生…

クロック倍率が反映されていない!?

オーバークロックのメニューはあります。
ちゃんと数字も入力できるし、CPU-Zの最大倍率も変更できます。
しかし、何故か反映されない?

ネットで調べた所、衝撃の事実が発覚…


2-mousecomputer

Mouse Computer ???

いわゆる、OEM版のマザーボードであったことが発覚。

OEM版の何が問題かと言うと、何故かBIOS更新機能が封じられていたりするのである。
当然、オーバークロックメニューもあるものの機能していなかった。

さて、ここから、BIOSを書き換えて何とか救出していきます…

※超悪戦苦闘…


ネット上で該当するマザーボードを検索すると、「MSI Z97 GUARD-PRO」という製品が出てくるので、このマザーボードの該当するBIOSをダウンロードしておきます。

1-bios

BIOS画面を確認すると、やはり「M-FLASH」(USBで簡単にBIOSのアップデートができる機能)が見当たりません…

3-bios_s01




となると、残された道としてDOSによるBIOS更新があります。
(厳密にはROM焼きもあるが、あまりにもマニアックなので割愛)


まず、Windows10でDOS起動ドライブが作れる「JamesOnline - Electrical Controls」をダウンロードします。

4-jamesonline

Downloadを押せば…

5-jamesonline

ダニィ!?

6-jamesonline-error

涙。


仕方なく別の方法を探します。

Rufusというのも、MS-DOSの起動ドライブを作ることが出来ます。

7-rufus

Windows10ではMS-DOSは作れないので、Windows 7の互換モードで起動します。

8-rufus

9-rufus-error

4π!!

仕方なく、また別の方法を探します。
HP USB Disk Storage Format Toolでも作成は可能です。

早速試してみることに。

10-hpusb

11-hpusb-error

4っπ!!

Diskpartでライトプロテクトがないことを確認。

終了。
詰み。

12-diskpart


さて、このままでは詰みになってしまうので、再びJames' Format Toolをネット上で探してダウンロードしました。

探したらちゃんとあった。

13-dos_on_usb2


あとは、一度USBをMBRでフォーマットしてもう一度やります。

14-james

15-format

16-success

成功!!


ようやく1ステップ進みました。

BIOS画面でデバイスの優先度を設定して、

17-bios


さて、早速MS-DOSでの起動を試みるものの…
なぜか普通に起動してしまう。

18-kidou

USBだけのブートにすると、UEFIのエラー画面みたいなのが出て先に進まず…

19-efishell


あれ、UEFI

そう、UEFIだったのが敗因でした…
具体的に言うとWindows 8以降のOSに対応するモードが原因でした。

20-8.1

21-win8.1-off

これをオフにすると、若干グレーがかった画面で、起動時にビープ音を慣らしながら起動しました。

22-legacy

これでUEFI以外のデバイスも選択できるので、USBメモリを選択します。

そしてついに…

23-msdos

MS-DOS




しかし、使い方がわからない…

24-afude238


あらかじめ、BIOS更新を自動で行うためのファイルを用意します。

今回のマザーボードの場合、
AFUDE238.EXE (BIOSのROMのファイル名) /REBOOT
と入力しました。

25-afude238auto

autoexec.bat」とファイル名を付けて、USBメモリにぶち込みます。
(本当はMS-DOSの実行ファイルがあと3つあるが、システムファイルなので見えない)

26-msdosfile

あとはUSBで起動すると自動でBIOS更新が始まり…

27-biosup

28-biosupend

無事、正しいBIOSの画面が表示されました!

29-guardpro

で、早速倍率変更を試してみますが、

30-overclock

31-notoverclock

あれ?倍率ロックされてない???



まだ、ゴールではなかったようです。

今度はM-FLASHでもう一度BIOSを更新。

32-mflash

33-mflash

34-mflash

35-biosup

BIOS更新に成功。

さて、Intel XTUの表示は…

35-intelxtu

青くなってる!!

ついに、倍率ロック解除に成功です。
ここまで長かった…

36-4ghz

最後に、4GHzで安定動作していることを確認し、終了です。

めでたしめでたし。

このマザーボード自体は良いものだと思いますが、OEM化されたせいで色々制約が…
ですが、このように機能を復活させることが出来ます。


さて、OEMのマザーボードのBIOSを本来のBIOSに戻して、すべての機能を使えるようにするということを実施しましたが、BIOS更新だけでもそれなりにリスクの伴う行為なので、試す場合は自己責任でお願いします。


やっぱり、素人はむやみに中古に手を出すべきでない…
と思った出来事でした。