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2012.11.11 3:01 / 70-200mm / 135mm  6min (120s x 3)  F5.6  ISO400

最近記事を更新する時、書き出しを何にするかで迷って結局記事を執筆せずにボツ写真を大量に生むことがある。

今のところ記事に大きな批判はないようだし、今までどおり更新することとする。

毎年冬が近くなると、日本海側の天気は概して悪くなる。札幌も日本海側に近く、夏に比べると冬の晴天率は明らかに低くなる。特に今年は例年以上に雨が多く、天気予報で「晴れ」となっても油断できない日が多い。

久しぶりに夜が晴れそうだと思っても、雲が半分以上を占めて結局没になる日も多い。昨日も例外ではなく、0時頃に撮影開始しようと思ったら雲が多く、途中仮眠を取りながら晴れるのを待っていたら3時半過ぎになってしまった。

その為、寝るのがかなり遅くなってしまい、今日は昼の2時に起きてしまった。生活習慣のためにももっと天気空気読めよ!!
(ちなみにニートではありません。偶々休日だったからです)

前置きはこの辺にして、2日間(11日と13日)の成果を発表したい。

11/11 Sun (2:30-3:45)
11/13 Tue (3:45-4:50)



1.ぎょしゃ座の散開星団エリア

ぎょしゃ座には多くの散開星団が集中している。特に目につくのがM36・M37・M38のメシエ三兄弟で、それぞれ違った特徴の散開星団である。
※メシエ天体の名前の由来になったシャルル・メシエは三兄弟ではありません(笑)


Sample (マウスオーバーで画像変更)

メシエ天体以外にも多数のNGC・IC天体が集中している。

構図を変えて撮影し直した。

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2012.11.13 3:48 / 70-200mm / 200mm  4min (30s x 8)  F5.6  ISO1600

敢えてM37を構図から外し、近くにある星団を構図の中に入れた。
中央がIC417、下がIC410。小さな散開星団はNGC1907。M36とIC417の間にも小さな散光星雲(NGC1931)がある。
IC417・IC410・NGC1931は赤い星雲だが、露光時間が不足しているためほとんど写っていないが、集まる星だけでも雰囲気はあると思う。

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2012.11.11 3:23 / 500mm / 500mm  2min (30s x 4)  F6.3  ISO3200

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2012.11.11 3:01 / 500mm / 500mm  2min (30s x 4)  F6.3  ISO3200

M36とM37をそれぞれ拡大撮影。
焦点距離に比例して被写体をフレームに収める難易度と極軸合わせの難易度は上がるので、本番撮影に至るまでそれぞれ10分以上は掛かった。露光時間2分に比べてあまりにも長すぎる。



2.おおいぬ座の心臓エリア

おおいぬ座は全天で最も明るい(太陽を除く)恒星のシリウスと、非常に巨大なおおいぬ座VY星が有名だが、散開星団も存在する。

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2012.11.11 3:45 / 70-200mm / 200mm  3min (30s x 6)  F5.6  ISO1600

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2012.11.13 4:24 / 70-200mm / 200mm  6min (30s x 12)  F5.6  ISO1600

M41はおおいぬ座に存在する唯一のメシエ天体だが、大きいので目視でも区別することができる。

11日に一度撮影したが、途中で雲が掛かって写真に悪影響を及ぼしたので、13日に再撮影した。



3.ふたご座の辺縁部

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2012.11.13 4:39 / 70-200mm / 200mm 12min (30s x 24)  F5.6  ISO1600

本当はロゼット星雲(バラ星雲)を撮影する予定であったが、夜明けが近いので断念して成功率の高い散開星団に急遽変更した。

M35は大きな散開星団だが、その付近にNGC2158という球状星団と見間違いそうな散開星団がある。地球からの距離ではNGC2158が非常に遠方にあり、実際の大きさではM35より大きい可能性がある。

今回獲得したメシエ天体はM35,36,37,38,41の5個。まだコンプリートには遠い。

しかし、M31・M32はアンドロメダ銀河、M33はさんかく座銀河、M39ははくちょう座、M42・43はオリオン大星雲、M45は昴でこれらは全て撮影済みなので、この付近での残りはM34と二重星M40とプレセペ星団M44だけとなった。

もし暇があれば、この付近の星雲も撮影したい。
(あまり暇ないけど)